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SUUNTO、ランニング特化のスマートウォッチ「Suunto Run」発売 4万3890円~
2025年5月13日 18:08
スントジャパンは、ランニングに特化したスマートウォッチ「Suunto Run」を発表した。本日から順次発売される。価格は4万3890円。
「Suunto Run」は、これまで約5万5000円程度だったスントのランニング向けスマートウォッチの中で、4万3890円という価格設定となり、エントリー層にも手に取りやすいモデルとして位置付けられている。
本モデルの主な特徴は多岐にわたる。まず、軽量かつ薄型のデザインを採用し、重さはわずか36gとスント史上最軽量。厚さも11.5mmに抑えられ、装着していることを忘れるほどの軽さを実現した。
ディスプレイは、1.32インチのAMOLED(有機EL)を採用。日差しの強い屋外でも高い視認性を確保している。表面は耐久性に優れたCorning Gorilla Glassで保護され、ケース部分には高級時計にも用いられる416ステンレスを使用。軽量ながら高い耐久性も備えている。
バッテリーの持続時間も大きな魅力で、デイリーモード(日常使用)では最長12日間。GPSを利用したアクティビティトラッキングでは、パフォーマンスモードで20時間、最大40時間の記録が可能。これは一般的な100kmクラスのトレイルランニングレース(20〜24時間程度)をカバーできる性能となっている。
さらに音楽再生機能も搭載。本体ストレージに音楽ファイルを保存し、Bluetoothイヤホンと接続すれば、スマートフォンを持たずに音楽を聴きながらランニングを楽しめる。位置情報の計測には、都市部のビル街や山間部など難易度の高い環境でも高精度な計測が可能なデュアルバンドGPSを採用している。
ランニング特化モデルとして、インターバル走のプランニング、ゴーストランナー機能によるバーチャルラン、目標設定と進捗確認などの基本機能に加え、競技場のレーン設定が可能なトラックランニングモードやマラソン向け機能も充実。さらに心拍計測に加え、HRV(心拍変動)を計測し、ストレスレベルの分析や適切なリカバリー時間を時計画面に表示する機能も搭載している。
UIとOSは今回、ゼロから新たに設計。非常にわかりやすくシンプルな操作性と、フィンランドデザインを取り入れた美しいビジュアルが特徴としている。
スントジャパンの西山和宏カントリーマネージャーは、「Suunto Run」の発売により、これまでカバーしきれなかったエントリー層のユーザーを獲得し、ハイエンドユーザーまで幅広いランナーに対応できるようになったことへの期待を語った。
カラーは4色展開。オールブラックとライムは本日発売、フロストグレイとコーラルオレンジは6月13日に発売される予定。