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「メールフォームを作って」でコードが生成されるGeminiの新機能「Canvas」

チャット形式での修正や他ユーザーとの共有も可能

 Googleは、生成AI「Gemini」と対話しながら、文章の作成・編集やコーディング作業が行える「Canvas」の提供を開始した。既に日本向けにも提供されている。

 「Gemini」のプロンプト入力画面に表示される「Canvas」を選ぶと、「Canvas」が利用できる。例えば、「現在時刻を表示して」とプロンプトを入力すると、目的にあったコードと結果が出力される。「リアルタイム更新したい」と入力すると、現在時刻がリアルタイムで更新されるコードが追加され、その結果が確認できる。

 また、特定の段落や全体を修正する際に、トーンを調整したり、長さ、フォーマットが簡単に調整できる。文章をよりフォーマルな言い回しにしたり、くだけた言い回しにしたり調整できるほか、エッセイ、ブログ投稿、レポートなど様々な用途にあわせて文章を生成できる。

 Webサイトのメール登録フォームに必要なHTMLを「Canvas」で生成する場合、GeminiがフォームのHTMLを生成し、Webアプリ内でフォームの表示や動作がプレビューで確認できる。入力フィールドの変更や、Call To Action(行動喚起)の追加を簡単にリクエストでき、更新されたプレビューも即座に確認できる。こうした一連の作業を、他のユーザーと共有しながら行える。

 「Canvas」は、Geminiアプリが利用できる全ての言語で、「Gemini」と「Gemini Advanced」契約者向けに本日から全世界で利用できる。

Deep Research with Audio Overview

 新たに追加された「Audio Overview」は、ドキュメントやスライド、Deep Researchによるレポートなどを、2人のAIホストがポッドキャストで会話するように解説する音声コンテンツを自動で生成する。

 「Audio Overview」は、本日から「Gemini」と「Gemini Advanced」の契約者向けに英語で提供され、他の言語も近日中に提供される予定という。

【Audio Overviewのデモ】

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