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電話ボックスで久しぶりに話してみよう、ドコモが渋谷でイベント

 渋谷駅のすぐそばに置かれた、赤い電話ボックス。コーヒーを飲みながら、しばらく会話を交わしていなかった家族や友達と、ゆっくり電話してみませんか――。

 そんなコンセプトのイベント「RING AND RELINK(リンリリンク」が20日、始まった。NTTドコモによるもので、SNSやメッセージアプリではなく、電話でコミュニケーションしてみる機会を提供しようという試みだ。

会場・開催日時
渋谷スクランブルスクエア 1階 アーバン・コア スペース11時~18時

 会場には、コーヒーを提供するキッチンカー、カフェテーブル、そして赤い電話ボックスが2つ用意されている。コーヒーを飲みながら、電話ボックスに入って、最近連絡を撮っていなかった人と電話をしてみませんか? と呼びかけ、参加を募る。

もか(#ドコドリ選抜メンバー)は「SNSで簡単に連絡は取れるけれど、一度、連絡が途絶えると、逆に連絡しづらくなってしまうこともある。電話だとメッセージだけで伝わらない思いも伝えられることはあると思う。子供のころに習っていたダンスの先生にまた連絡してみたい」

 ドコモでは2024年11月、ブランドスローガンを「つなごう。驚きを。幸せを。」に変更。イベントの運営担当を担った、NTTドコモブランドコミュニケーション部の佐藤達也氏は、「友人に近況を報告したり、田舎のおばあちゃんとお話したりするなど、電話を通じた楽しさ、人とつながる幸せを感じていただければ」と語る。

プロジェクトメンバーのNTTドコモブランドコミュニケーション部 前田暁彦氏(左)と佐藤達也氏(右)

 SNSやメッセージアプリで普段のコミュニケーションを取る場面が増えている現在、電話のほうが伝わる気持ちがあると感じる人がいることや、電話をもらって嬉しいと感じる場面がある。そうした点からあらためて声でのコミュニケーションに着目し、今回のイベントで電話ボックスを用意して、ある程度、閉ざされた空間のなかで、一人になってしっかり会話するきっかけを提供したいと考えたのだという。

 イベントは22日までの3日間、11時~18時に実施される。20日の開始時にはインフルエンサーの、まほこ、もか、高鶴桃羽の3人も登場。3人は、ドコモとZ世代のインフルエンサーによる共創プロジェクト「ドコモドリーム」のメンバーで、自身があらためて電話してみたい相手も紹介していた。

同じく#ドコトリ選抜メンバーのまほこは「普段は恥ずかしくて電話はしづらいところはある。こういうイベントは良いきっかけになる。小学校3年生のときに引っ越しており、そのときに連絡が途絶えた友達が多い。その中のひとりにケンカしたまま別れた子がいて、今、あらためて話してみたい」
高鶴は「声で伝わる感情もあると思う。時間は短くても、明日につながる力をもらえる気がする。母方の親戚には幼いころ、たくさん遊んでもらったけど、留学して話す機会が減ってしまった。祖父母には会う機会があってもちょっと離れた親戚にはなかなか会えない。元気だよと伝えたい」

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