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PayPay銀行、PayPayが子会社化へ 金融サービス強化

 LINEヤフーは、子会社が傘下に置くPayPay銀行をPayPayに譲渡する。2025年4月を目処としており、PayPayの金融サービス強化を目指す。

 LINEヤフー子会社のZフィナンシャルが持つ、PayPay銀行の普通株式35万4000株と優先株式88万3000株をPayPayが取得する。議決権比率では46.57%で、議決権のない優先株式を普通株式へ転換した場合、75.28%になる。2025年4月1日の効力発生を見込む。

 スマホ決済サービス「PayPay」での金融機能を強化する狙い。従来のミニアプリの提供だけではなく、PayPayとPayPay銀行のさらなる連携強化が重要になるとして、PayPayによる株式取得に至った。同社では「PayPayグループの各種サービスとの連携を加速させるだけでなく、PayPayが擁するデータや技術力を活用した商品・サービスの開発、アプリとの融合による新たな金融体験の提供にむけて取り組んでいきます」としている。