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AmazonがKindleシリーズ一挙刷新、「Kindle」「Kindle Scribe」「Kindle Paperwhite」の新モデル発表

 アマゾンジャパンは、電子書籍リーダー「Kindle」シリーズを刷新し、新しくなった「Kindle Scribe」「Kindle Paperwhite」「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」「Kindle」の4機種を発表した。新しい「Kindle Paperwhite」、「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」と「Kindle」は発表と同時に発売される。一方、新「Kindle Scribe」は16日から予約を開始し、12月4日に出荷が始まる。

「Kindle Scribe」の新機能で書き込みが可能に

 「Kindle Scribe」は、10.2インチディスプレイをホワイトベゼルが囲むデザインとなり、本物の紙のような書き心地を再現した。ディスプレイは解像度300ppiで光の反射を抑え、日差しの中でも快適に読書を楽しめる。また、付属の専用プレミアムペンは前モデルよりアップデートされ、カスタマイズできるショートカットボタンを搭載している。

 新しい機能「Active Canvas」が追加されたことにより、横書きのKindle本の文中にメモを直接書き込むことができる。「Active Canvas」に対応している電子書籍の文中に書き込み始めると、自動的にメモ用のスペースを確保してくれる。縦書きおよびマンガなどの電子書籍には対応していない。

 16GBと32GBがタングステンの1色展開、64GBがタングステンとメタリックジェードの2色展開で、価格は5万6980円~6万4980円。

新「Kindle Paperwhite」、「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」

 「Kindle Paperwhite」は、前モデルよりもページのめくり速度が25%向上した。Kindle Paperwhiteで史上最大となる7インチディスプレイを搭載しているが、軽量で薄型なデザインとなっている。300ppiの高解像度に加え、高い白黒コントラスト比でくっきりとした文字と画像が表示される。また、Kindleシリーズで最長となる、最大12週間持続可能なバッテリーを備える。

 「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」は、32GBのストレージ、自動的にディスプレイの明るさを調節する機能を搭載し、ワイヤレス充電にも対応する。

 「Kindle Paperwhite」はブラックの1色展開で、価格は2万7980円、「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」は、メタリックブラックとメタリックジェードの2色展開で、価格は3万2980円。

新「Kindle」もさらにアップデート

 「Kindle」は、ディスプレイの輝度を最大25%向上し、明るい屋外や暗い室内でも快適に読書ができる。さらに、前モデルと比べてページをめくる速度が早くなり、スムーズに読み進めることが可能となった。Kindleシリーズの中で最も軽量かつコンパクトなデザインで、最大6週間のバッテリーと16GBのストレージを搭載している。

 ブラックに新色の「マッチャ」を加えた2色展開で、価格は1万9980円。

 それぞれ別売りの純正カバーも販売され、各量販店でも順次販売を予定している。