ニュース

IIJの決算は増収減益、勝社長「モバイル端末の品揃えは日本一ではないか」

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は7日、2025年3月期第1四半期(2024年4月1日~6月30日)の決算を発表した。売上収益が720億2000万円で前年同期比17.3%増、営業利益が44億8000万円で前年同期比10.4%減の増収減益となった。

 決算説明会には、代表取締役 会長執行役員(Co-CEO)の鈴木幸一氏、代表取締役 社長執行役員(Co-CEO&COO)の勝栄二郎氏、取締役 専務執行役員(CFO)の渡井昭久氏が登壇した。

左から渡井氏、勝氏、鈴木氏

 モバイル分野では、総回線数が502万5000回線で、前年同期比で75.5万回線の増加となった。このうち、個人向けMVNOサービス「IIJmio」の回線数は129万回線。

 勝氏によれば、IIJmioの解約率は低下しているという。同氏は「春商戦が非常に順調で、特にモバイル端末の品揃えが豊富なこともあって回線数の増加につながった」とコメントした。

 IIJmioの「ギガプラン」で2月に発表した「30ギガ」「40ギガ」「50ギガ」の大容量プランも好評を博しているようだ。

 ユーザーの多くはこれまでの「2ギガ」から「5ギガ」を使うようになってきており、「ARPU(ユーザーひとりあたりの平均売上)も上がってきている」と勝氏。端末のラインアップについては「日本一揃っているのではないか」と語り、自信を見せた。

勝氏