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三井住友カードとマネーフォワードが個人向け事業で資本業務提携へ

 三井住友カードとマネーフォワードは17日、個人向け事業における資本業務提携合意書を締結した。合弁会社の設立を含むといい、三井住友カードのキャッシュレスサービスやSMBCグループの総合金融サービス「Olive」と、マネーフォワードの資産管理サービスが連携し、金融のプラットフォームの設立を目指す。

 今後展開予定のサービスとして、「マネーフォワード ME」と「Olive」の機能をかけ合わせ、口座管理画面でさまざまな金融機関の口座残高を一元管理でき、ドラッグ&ドロップなどの操作で金融機関をまたいだ資金移動ができる機能が検討されている。

 また、三井住友カードの即時利用通知サービスと「マネーフォワード ME」が連携し、カードの利用情報をすぐに家計簿に反映できる機能や、2社のデータを分析しユーザーが借り入れ可能な金額を事前に提案する機能などが挙げられている。

 このほか、「マネーフォワード ME」の利用でVポイントが貯まったり、AIが家計を分析しユーザーをサポートしてくれたりする機能が検討されている。

 新たな合弁会社の名称や所在地は準備中としており、代表取締役会長には三井住友カード代表取締役社長の大西幸彦氏、代表取締役社長にはマネーフォワード代表取締役社長 CEOの辻庸介氏が就任するとしている。事業開始時期は、12月を予定している。