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Nothingのサブブランド「CMF」ってどんなブランド? キーパーソンが新製品「Buds Pro 2」「Watch Pro 2」とあわせて紹介

 英Nothing Technologyが、サブブランドの「CMF」から、スマートフォン「CMF Phone 1」、フルワイヤレスイヤホン「CMF Buds Pro 2」、スマートウォッチ「CMF Watch Pro 2」を発表した。

 このうちBuds Pro 2とWatch Pro 2については、国内で販売される。Nothing Japan マネージングディレクターの黒住吉郎氏が、デモも交えながら製品を紹介した。

黒住氏

 CMFの立ち位置はいったいどういったものなのか――3つのアルファベットの意味について黒住氏は触れなかったが、同氏が強調するのは、メインブランドのNothingと同様の高い品質を目指していること。最先端の技術によるユーザー体験を、さらに多くの人に届けるべく設立されたブランドになる。

 その目的通り、価格帯もNothingよりは少し抑えたものになっている。先述のBuds Pro 2とWatch Pro 2は、いずれも1万1000円で販売される。

 なお、グローバルで発表された「CMF Phone 1」は、199ドル(約3万2000円)~で販売される。日本での発売時期は未定。黒住氏は「できるだけ早い段階で国内市場に投入できるよう努力している」と語った。

中央が「CMF Phone 1」

Buds2 Pro

 フルワイヤレスイヤホンのBuds2 Proでは、これまでのデザインを踏襲しながら、機能を向上させた。その最たるものが、イヤホンケースが新たに搭載した「スマートダイヤル」。ダイヤルを回したり長押ししたりすることで、音量を調整したり再生・停止を操作したりできる。

 カラーはオレンジ、ダークグレー、ライトグレー、ブルーの4色。重さはケースを含めても55.8gに抑えられており、「ジーンズのポケットにも入れやすい」(黒住氏)。

 音響面では、4月にNothingから発表された「Ear」「Ear (a)」から、さらにクオリティを見直したという。「我々はしっかりとベンチマークをしているが、同価格帯ではベストな音を出せる」と黒住氏。

 同氏は「音質についてEarやEar (a)と優劣があるというより、傾向が少し違う。Buds2 Proはより広がるような音で、限定的に言いすぎかもしれないが、若い世代の方に受け入れられやすいような音をあえてチューニングした」と語る。

 Buds2 Proはデュアルドライバーの構成で、チタンコーティングを施した11mmのバスドライバーが中低音を担う。また、高音を出すために6mmのマイクロプラナーツイーターを搭載。コーデックはLDACもサポートしている。

 アクティブノイズキャンセリングは最大50dB相当で「このクラス(のイヤホンでは)おそらく最強に近い」と黒住氏は語る。マイクは左右それぞれ3基、計6基を備え、クリアな通話体験を実現する。

Watch Pro2

 Buds2 Proと同様、Watch Pro2でもデザインのアップグレードが図られた。先代モデルはウォッチフェイスが四角いデザインだったが、今回は円形のデザインを採用。社内で議論を重ねる中で「人々の生活を考えたとき、円形のほうが親和性が高い。ユーザビリティの面でも円形のほうが好ましい」という結論に至った。

 円形のデザインを採用したことに伴ってベゼルも交換可能なものになり、好みに合わせてコーディネートを楽しめる。

 ディスプレイの大きさは1.32インチ。文字盤として表示されるウォッチフェイスは「かなり作り込んだ」(黒住氏)。現時点では80種類がラインアップされ、今後は100種類以上に拡大される。

 ほかにも、カスタマイズ可能なウィジェット機能、クラウンをひねるだけで直感的に操作できるデジタルクラウンなどを備えるWatch Pro2。スポーツモードは120種類以上が用意され、黒住氏もランニングで愛用しているという。

 スマートウォッチについてはメインブランドのNothingで展開されておらず、サブブランドのCMFが先を行くかたちになっている。黒住氏は将来的な可能性について「未来のプロダクトの話なので明かせないが、実は我々もまだ模索している」とコメントした。

 CMFは「まだ過渡期にある」と黒住氏。同氏は「単純に言いすぎかもしれないが、Nothingはデジタル感がより強く、CMFはファッションにも近いようなデザインを持っている。共通する部分と分かれていく部分、こうした積み重ねの中で(CMFの)ポジションを作っていきたい」と続け、今後の両ブランドについて自信を見せた。