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「『楽天市場』2024年夏のトレンド予測」を発表、進化系暑さ対策グッズやガチ世界グルメなど
2024年5月30日 14:40
楽天グループは30日、ECサイト「楽天市場」の購買データやアンケート調査などを元にした「『楽天市場』2024年夏のトレンド予測」を発表した。
今回のトレンド予測では「酷暑お出かけ新定番」「節約ホビー飯家電」「ガチ世界グルメ」のキーワードを挙げている。
酷暑お出かけ新定番
例年の暑さなどを背景に夏の暑さ対策商品が定番化している一方、ユーザーニーズに合わせて商品自体も進化しており、「新定番」となる商品も登場してきているという。
2024年の夏も酷暑となることが予想されているほか、ユーザーの7割以上が夏バテの症状をすでに感じているというアンケート結果もある。
暑さ対策グッズのなかでは、日傘や日よけ帽子といった定番アイテムのほか、接触冷感服やハンディファン、ネックリングといったものも人気だという。
楽天市場においては、暑さ対策商品を約30万点以上取り扱っているほか、流通総額も2022年~2023年で約1.3倍となるなど、より利用シーンに合わせた商品として年々進化を遂げてきていると指摘。また、付加価値が加わった商品も登場してきている。
たとえば、従来は工場勤務などで利用されていた送風ジャケットは、ファッション製を兼ねた女性向けのものも提供されている。
このほか、子供向けの暑さ対策商品も伸長傾向にある。たとえば、ランドセルパッドは2022年→2023年で約1.7倍、ベビーカー保冷パットは約1.2倍、子供用日傘は約1.3倍となっている。
日傘の流通額は2019年→2023年で約4.3倍に、とりわけ男性用の日傘は約23.8倍と伸長しており、男性向けの日焼け対策商品の需要も拡大傾向にあるとしている。
節約ホビー飯家電
調査によると、9割以上のユーザーが節約を意識しながら生活しており、中でも食品や外食などで節約を意識しているという。一方で、「少し贅沢をしたい」カテゴリーにも外食や食品が入ってきており、節約をしながらも食は楽しみたいという意識が高いと分析。
同社では、食費の節約につながり、かつ料理を趣味のように楽しめるキッチン家電を「節約ホビー飯家電」と銘打ち、年々伸長してきている「節約ホビー飯家電」をトレンド予測に挙げている。
楽天市場でも、「節約ホビー飯家電」の流通額が増加してきており、自動調理ポットやヨーグルトメーカー、かんたんにドライフルーツが作れるフードドライヤーなどが伸長傾向にあるという。
ガチ世界グルメ
楽天市場では、近年世界各国の「お取り寄せ食品」の流通額が大きく伸長してきているという。たとえば、シンガポール料理は2019年→2023年で約14.2倍、ペルー料理は約14.1倍となっている。
現地の世界グルメを食べてみたい理由について、調査によると、好奇心や非日常、海外旅行に行った気分を感じられるからという理由が上位にあり、海外旅行に行った気分になれる珍しいグルメの需要が高くなっている。
たとえば、中国の「羊肉串」、韓国の「チュクミ」、タイの「プリックカレー」、マレーシアの「バクテー」といったアジアの料理や、ポーランドの「ピエロギ」や、フランスの「エスカルゴアラブルギニョン」、ペルーの「インカコーラ」、ブラジルの「コシーニャ」といった世界各地のグルメを取りそろえており、日本にいながら海外気分を手軽に味わえる海外グルメの需要の高まりが期待されるとしている。