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スマートウォッチ国内販売台数は初の前年度比マイナス、シェアはAppleが9年連続トップ――MM総研の調査

 MM総研は、スマートウォッチの国内販売台数の推移および予測に関する調査結果を発表した。

国内販売台数は、初の前年度比マイナス

 2023年度の国内販売台数は375.8万台で、前年度比3.7%減となった。

 2015年の調査開始以来、初の前年度比マイナスを記録した。コロナ下に販売台数が急激に増加したことの反動や、端末価格の高騰が原因とされている。

 今後は、微増傾向が継続すると予測されている。MM総研は、2025年度は前年度比6.0%増の417.8万台、2028年度は前年度比3.9%増の481.0万台と予測する。

メーカー別シェアは、9年連続でアップルが首位

 メーカー別販売台数・シェアは、アップルが前年度比0.7%減の225.7万台で、シェアが60.1%と9年連続でトップとなっている。

 2023年度は、「Apple Watch 9 シリーズ」や「Apple Watch SE2」のカーボンニュートラルモデル、
「Apple Watch Ultra2」がラインアップとして加わった。

 2位は中国ファーウェイで、42.2万台。シェアは11.3%となっている。3位は中国シャオミで33.9万台、シェアは9.0%。

形状別販売台数は、ウォッチ型が約8割を占める

 形状別の販売台数では、ウォッチ型が297万台でシェアは79.0%。バンド型は78.9万台で、シェアは21.0%となった。

 総販売台数で60.1%のシェアを占めるアップルが、バンド型を取り扱っていないことがウォッチ型優位の理由とする。

 アップルを除く販売台数では、ウォッチ型が71.2万台と、バンド型の台数を下回る結果となった。