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マイナンバーカードを救急活動に活用、一部消防局で5月23日開始

 消防庁は、マイナンバーカードを活用して救急活動の迅速化を図る実証事業を5月23日に開始する。全国の67消防本部、合計660隊の救急隊が、実証事業を順次開始する。

 5月23日より実証事業を開始するのは、平塚市消防本部、姫路市消防局、都城市消防局。続いて、6月11日より仙台市消防局、前橋市消防局、東京消防庁、鈴鹿市消防本部、彦根市消防本部、7月上旬より奈良県広域消防組合消防本部がそれぞれ開始する。これ以外の58消防本部は、準備が整い次第、速やかに開始する。

 救急搬送される傷病者が、救急隊員に説明する負担を軽減するだけでなく、救急隊員にとって必要な情報を正確に取得し、搬送先の病院を円滑に選定しやすくなるという。消防庁では、実験事業に協力するために、マイナンバーカードを携行するように呼びかけている。

実証事業のイメージ