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リモート操作のショベルカーで“想い出の品”を破壊せよ! mineoのユーザー参加イベントを見てきた

 元恋人や昔の夢にまつわる「想い出の品」を工事用の重機で破壊する、それもモバイル通信経由のリモート操作で――

 リモートとは言え、重機を操作できるという貴重な機会、しかし壊すのは「想い出の品」……というこのイベントは、MVNOサービス「mineo」を提供するオプテージが、東京・渋谷にある同社スペース「マイラボ渋谷」で実施するもの。想い出をインパクトある方法で壊すことで、きれいさっぱりと過去と決別し、次のステージに向かおうというバレンタインに合わせた企画だ。

 一般から募った参加者の応募は締め切られており、2月13日・2月14日にも実施される。今回は、2月8日に実施された同イベントの様子を紹介しよう。

マイラボ渋谷1Fから千葉県にある重機を操作

 会場となるマイラボ渋谷には大型モニターや、重機を操作するためのレバーなどが設置されている。レバーは、重機(今回はショベルカー)の足(履帯)を操作するものとアームを操作するものがあり、前進・後退などを含め、リモートで参加者が操ることになる。

マイラボ渋谷

 参加者は、スタッフからある程度の操作方法をレクチャーされると、千葉県にある現地にあらかじめ送っておいた“想い出の品”に向けて重機を進ませて、アームを振りかざして破壊するという流れ。想い出の品を事前に離れた場所へ送るという条件もあって、今回、参加できるのは事前に応募した人のみ。

 マイラボ渋谷~現地は固定回線、現地ではmineo回線(LTE)で重機に操作信号が伝わる。映像は固定回線のみで伝送される。筆者も、わずかながら前進と後退のみ操作してみたが、想像よりも遅延はなく、物を壊すという本題よりも、リモートながら重機を操作するということ自体に思わず興奮してしまった。

 建設機械のリモート操作のソリューションを手掛けるARAVとのコラボレーションで実現したもの。オプテージとして、通信を使ったサービスを開発する上で、バレンタインという時期にあわせたイベントを検討するなかで「リモート操作で重機を操作」「想い出の品を壊す」というアイデアが生まれた。

 オプテージでは、マイラボ渋谷という場を通じて、アイデアを形にし、将来的なソリューションの開発につなげる共創を進めている。リモートでの重機操作は、一部の工事現場で徐々に浸透しつつあるなか、今回はコンシューマーにとって身近に感じやすいテーマにまとめて、体験できるようになっている。