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KDDI、4割軽量化のGFRP製基地局アンテナ支持柱で5G展開を加速化へ

軽量化により、人力で搬入できるようになったGFRP製支持柱

 KDDIとKDDIエンジニアリングは、従来よりも軽量化したガラス繊維強化プラスチック(GFRP)のアンテナ支持柱を1月から本格導入することを発表した。基地局の建設期間が短縮できるほか、メンテナンス性が向上するとしている。

 GFRP製のアンテナ支持柱は、同社とコスモシステムが共同で開発したもの。従来の鋼製支持柱と比較し、重量を約4割削減している。軽量設計により、鋼製支持柱設置時に必要だったクレーンを必要とせず、人力で搬入と建柱ができるようになる。工事中の作業効率が向上するだけでなく、クレーン使用時の道路使用許可申請や荷揚げの安全管理が不要となり、結果、基地局の建設期間を短縮できる。

 また、今回の支持柱の管はガラス繊維を特殊な角度で巻き付けるフィラメントワインディング法で製作しており、暴風や大地震にも耐えられる強度を持っている。支持柱の素材「GFRP」は耐食性に優れており、さびによる劣化の懸念がなく長期間の使用ができるため、メンテナンス性が向上する。

GFRP製支持柱を使用した基地局アンテナ
左が鋼製支持柱、右がGFRP製支持柱

 今回の支持柱は、ボルトを除くすべてのパーツにGFRPを使用しており、フィラメントワインディング法で製作された管を使用している支持柱は国内初のものだという。