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デジタル化で学童クラブの手続き時間が56%短縮、KDDIが多摩地区の自治体DX化の成果を発表

 KDDIは、多摩地区の自治体での受付業務のデジタル化により、受付業務にかかる時間を最大56%削減したと発表した。たとえば羽村市では、学童クラブを申し込む場合、従来は48時間かかっていた作業が27時間削減されたという。

 対象受付業務のオンライン化支援を実施したのは、八王子市、調布市、多摩市などの多摩地区の自治体。

 対象の自治体では、BPR(業務プロセス改革)を通じて申請受付をオンライン化。また、申請された住民情報を庁内システムへ入力する業務を(ロボティック・プロセス・オートメーション)により自動化した。さらに、書類の読み込みをAI-OCRで自動化したとしている。

対象受付業務

学童クラブの入所申請をオンライン化

 八王子市、昭島市、福生市、羽村市で、オンラインで学童クラブ入所申請ができるフォームを構築した。結果は、対象業務時間が最大で56%削減され、職員による手入力業務が削減された。

妊娠の届け出・妊婦相談をオンライン化

 調布市、多摩市、あきる野市では、妊娠の届け出ができるオンラインフォームを構築した。結果は職員の手入力業務が削減された。

 さらに、多摩地域30市町村で自治体職員へのオンライン研修やワークショップなどのDX教育も実施された。