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45周年の「スペースインベーダー」がARスマホゲームに、グーグルのAPIで実現

 グーグル(Google)は18日、45周年を迎えたタイトーのゲーム「スペースインベーダー」をもとにした拡張現実(AR)による没入型のモバイルゲーム「スペースインベーダー ワールドディフェンス」が公開されたと発表した。

 「スペースインベーダー ワールドディフェンス」は、街中でスマートフォンをかざすと、建物やその屋上から出現するスペースインベーダーを世界中のユーザーと協力して倒すゲーム。AndroidスマートフォンやiPhoneでプレイできる。

「スペースインベーダー ワールドディフェンス」のイメージ

 このゲームでは、グーグルの「ARCore Geospatial API」のAR技術である「Streetscape Geometry API」が活用されている。

 「Streetscape Geometry API」では、ユーザーの現在地から半径100m以内にある建物の3Dモデルデータを取得し、ARオブジェクトが隠れて見えるようにするほか、現実空間の建物に反射する表現や特定の建物にARオブジェクトを貼り付ける表現ができる。

 「スペースインベーダー ワールドディフェンス」では、このAPIを活用し、プレイヤーの周囲だけでなく、近くの建物や端などさまざまな建築要素を活用し、現実空間と3D空間を融合させ、場所や時間、天気などをあわせた魅力的なゲームに仕上がっているという。

 グーグルはARについて、ゲーム以外にもショッピングや学習などユーザーに新しい体験を提案できるとしているほか、クリエイターはARで全く新しい次元の体験を世界に提供できるとしている。