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「050」IP電話、契約時の本人確認義務化へ

 松本剛明総務大臣は16日、記者会見で「050」で始まるIP電話の契約時の本人確認を義務化する方針を明らかにした。

松本剛明総務相

 050で始まるIP電話は、犯罪に悪用されることが多いとして契約時の本人確認の義務化や悪質事業者が保有する電話番号に対して、利用を制限するための制度改正を目指す。マイナンバーカードを活用した、本人確認書類の偽造対策もあわせて進める。

 同日に開催された犯罪対策閣僚会議のなかで報告されたもの。同会議では3月に、SNSで実行犯を募集するいわゆる「闇バイト」と呼ばれる手口での強盗や特殊詐欺などに対する緊急対策プランを策定。携帯電話契約時の本人確認や悪質な電話転送サービス事業者対策の推進などがかかげられている。