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GoogleフォトにAI活用の新編集機能「Magic Editor」が登場、2023年後半よりPixelスマホで利用可能に

  • 島田 純

2023年5月11日 02:45

　Google（グーグル）は、開発者向けイベント「Google I/O」で、Google Photo向けに新たな画像編集機能「Magic Editor（マジックエディター）」を発表した。

　「Magic Editor」は、生成AI（Generative AI）を含むAI技術により、被写体、空、背景など特定の部分に対する編集を行えるため、写真の仕上がりや雰囲気をより細かく調整できる。

「Magic Editor」のデモ

　「Magic Editor」を使うと、被写体の切り抜き機能を使って写真の中で被写体の位置を動かせる。例えば、滝が手のひらに落ちてくるように表現する写真で、被写体の位置が少しずれていても、「Magic Editor」で被写体の位置を調整することで、意図した構図の写真に編集できる。また、バッグのストラップなど被写体に含まれる不要な部分を「消しゴムマジック」のようにその部分だけを選択して削除できる。

　このほか、被写体を画像中央に配置したい場合に、移動させることで生まれる空白を描き加えることもできる。イベントで公開されたデモンストレーションでは、椅子に座った子どもが風船の紐を掴む写真で、子どもを写真の中央に配置することで空白となってしまう椅子や風船を、「Magic Editor」の機能で書き加える様子が公開されている。

　Googleは、2023年後半より一部のPixelスマートフォン向けに「Magic Editor」を先行提供する。