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3日のANAシステム障害は「ソフト不具合」が原因、再発防止へ

 全日本空輸(ANA)は4月3日に発生したシステム障害について、「ソフトウェア不具合」による機器高負荷が発生したことが原因と発表した。

 3日のシステム障害では、国内線の搭乗手続きなどができなくなる事象などが発生し、多数の国内線の便に欠航や遅延が発生した。

 システム障害の原因について、ANAは「予約管理業務のために、特定のデータを抽出する日常の処理において、ソフトウェアのバグを起因とするエラーが発生」したことを明らかにした。これにより、データベースサーバー2台が一時的に高負荷状態でデータ処理が滞り、サーバー2台が同時に停止し、障害につながったという。

 再発防止に向けてANAでは、データ抽出方法の変更や、サーバーが2台同時に停止しないため制御プログラムを強化する。加えて、障害発生時にはバックアップシステムへの迅速な切り替えや訓練の実施などの対策ができるよう取り組みを進めていくとしている。