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ドコモと韓SKテレコム、省電力化と6Gのホワイトぺーパー発表

 NTTドコモは、韓国のSKテレコムと、モバイルネットワークの省電力化とその関連技術、さらに6Gの要求条件に関するホワイトペーパーを共同制作した。

モバイルネットワークの省電力に関するホワイトペーパー

基地局装置の消費電力測定結果

 基地局装置の消費電力の測定結果をもとに、省電力化の必要性や技術などの考察を行った結果、通信事業者と装置製造ベンダーの協調が必要だとした。

 省電力化を実現する候補技術は、ハードウェアとソフトウェアの側面から技術的な分析をした。さらに、省電力化に向けて、通信事業者と装置製造ベンダーの役割を示している。

6Gの要求条件に関するホワイトぺーパー

6Gの要求条件に関する技術テーマ

 具体的な性能値や実装シナリオを想定し、6Gの要求条件や課題がまとめられている。

 周波数帯ごとの性能要件や実装シナリオの分析や考察をしている。また、高周波帯での通信における課題を提起や、6Gアーキテクチャへのマイグレーションやクラウドネイティブ・オープンアーキテクチャの適用の方向性を提言を行った。

 NTTドコモとSKテレコムは、2022年11月に基本合意書を締結しており、5G Evolutionや6Gの実現に向けて、5Gのさらなる競争力強化や運用効率化、6Gの国際的な標準化活動や技術検証などさまざまな分野で技術協力を進めていくとしている。