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ソニーグループの新社長に十時裕樹氏、経営体制の強化へ

 ソニーグループは、現取締役 代表執行役 副社長兼CFOの十時裕樹氏が、4月1日付で、取締役 代表執行役 社長 COO兼CFOに就任することを発表した。

 現取締役 代表執行役 会長兼社長 CEOである吉田憲一郎氏は、同日付で、取締役 代表執行役 会長 CEOとなる。

 現執行役 専務の御供俊元氏は、同日付で、執行役 副社長 CSOに就任する。

 同社によると、十時氏の社長就任は、グループ経営体制の強化を目的として吉田氏より提案され、指名委員会での審議を経て、取締役会で決議されたものであるという。

 1987年にソニー(当時)へ入社した十時氏は、ソニー銀行の代表取締役や、ソニーモバイルコミュニケーションズ(当時)の代表取締役社長兼CEOなどを歴任。2021年4月から現職となっていた。

吉田憲一郎氏のコメント
当社は「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)のもと多様な事業を営んでいます。グループとしての価値創造に向けてキャピタルアロケーション、事業間連携および事業ポートフォリオマネジメントを着実に実行するために、取締役会とも議論の上、十時の社長昇格とCOO就任を決定しました。
十時裕樹氏のコメント
ソニーグループの社長 COOを新たに拝命するにあたり、吉田および取締役会からの信頼に感謝するとともに、大きな責任を感じています。事業環境や技術が大きく変化する中でも、顧客に選ばれ、社員を元気にし、優秀な人材を集め、企業価値を高め、そして、社会に還元する、そうしたポジティブスパイラルを、吉田、ソニーグループの経営陣、そして世界中の社員とともに生み出していきたいと考えています。
隅修三氏のコメント
昨夏、吉田から、グループ経営体制の強化のために十時を新たに社長 COOに推薦したいという提案を受けました。CFOとしての十時の素晴らしい成果は取締役全員の共通認識でしたが、提案以降、指名委員会においてCOOの必要性や十時の社長 COOとしての適性など、多面的に検討を行った上で、取締役会において審議し、本日、全会一致で決議しました。