ニュース
Androidの健康・フィットネス関連の主要アプリが「ヘルスコネクト」に対応
2023年1月30日 00:00
Google(グーグル)は、開発者向けのブログで、「ヘルスコネクト」について、最近のアップデートを公開した。
ヘルスコネクトは、Androidスマートフォン上のアプリが、デバイスに保存された健康、フィットネス、ウェルネス関連のデータにアクセスするためのプラットフォーム。
Googleによると、2022年11月14日以降、10以上のアプリがヘルスコネクトと連携する機能を公開している。これらのアプリには、MyFitnessPal、Oura、Pelotonなどが含まれている。
従来は、こうしたアプリ同士の連携機能を実現するために複数のAPI接続を駆使する必要があり、連携機能の開発やメンテナンスの負担が大きく、データ共有の足かせとなっていた。
ヘルスコネクトにより、健康とフィットネスアプリ同士が相互連携しやすくなり、開発者はそれぞれのアプリが質の良い総合的な健康情報をユーザーに提供しやすくなる。
ヘルスコネクトを使えば、新しいアプリとの連携はヘルスコネクトから新しいデータを読み取るだけで簡単に開発できるため、新たにアプリ側で連携機能を開発する必要がない。
たとえば、Oura、MyFitnessPal、WeightWatchers、LifesumなどのアプリでPelotonワークアウトを同期したり、その実績を反映したりできるようになる。
ヘルスコネクトは、6つのカテゴリで40種類以上のデーターがサポートされている。ヘルスコネクトに格納されたデーターであれば、どんな種類のデーターでも数行のコードで読み書きできるほか、集計もヘルスコネクトによってサポートされるため、アプリにあわせて自由自在にクエリをカスタマイズできる。
管理権限のUIもデベロッパーが自ら開発する必要があったが、ヘルスコネクトを使うと、ユーザーは1か所で簡単に権限の確認ができ、どのアプリがどの時点でデーターにアクセスしているか確認できる。
ヘルスコネクトは現在、単独のアプリとしてGoogle Playよりダウンロードする必要があるが、将来的にはプリインストールを目指しているという。