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携帯電話の契約数は増加、音声通信の回数は減少――総務省の統計

 総務省は20日、「通信量からみた我が国の音声通信利用状況」を公表した。

 電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)の規定に基づき、電気通信事業者から報告があった音声通信量データについて取りまとめたもの。対象期間は2021年4月1日~2022年3月31日となっている。

携帯電話の契約数は増加傾向に

 携帯電話やPHSの「移動系」全体の契約数は2億333万契約で、対前年度比で4.2%増加した。このうち携帯電話は2億300万契約で対前年度比4.4%増加、PHSは34万契約で同48.9%減少となった。

 なお、加入電話や公衆電話などの「固定系」全体では、1608万契約・台で、対前年度比で7.1%減少する結果になっている。

総務省の報道資料より(以下同)

通信回数は減少

 国内通信の通信回数について、携帯電話やPHSによる発信は412.4億回となり、対前年度比で1.0%減少した。固定系の発信は97.2億回で、対前年度比で10.5%減少する結果となった。

 通信回数を発信種類別にみると、携帯電話やPHSによる発信が61.9%で、固定系の発信が14.6%、IP電話の発信が23.6%。固定系が占める割合が低下し、IP電話や携帯電話・PHSが占める割合が増加している。