ニュース

米FTC、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収阻止に向けて提訴

 米FTC(公正取引委員会)は8日、米マイクロソフトがゲーム開発会社のアクティビジョン・ブリザードを買収する計画を阻止すべく提訴したと発表した。

 マイクロソフトでは今年1月、「Call of Duty」「キャンディクラッシュ」「Diablo」などを手掛けるアクティビジョン・ブリザード(Activision Blizzard)を買収すると発表。買収額は687億ドル(当時の為替レートで約7.87兆円)となっている。アクティビジョンの「Call of Duty: Mobile」は2019年のGoogle Playのゲームアプリ エキサイティング部門の最優秀賞に選ばれたほか、ソニーの「Xperia」シリーズにプリセットされていた。

 8日のFTCの発表によれば、マイクロソフトによるアクティビジョンの買収は、競争相手を圧迫する結果を招くと主張。過去の同様の買収歴から、マイクロソフト独占で提供することを決めた、と指摘。今回の計画を認めれば、アクティビジョンのコンテンツへの価格、品質に対して干渉する可能性があるとしている。