Androidの2022年12月セキュリティパッチ、Bluetooth経由でリモートコードが実行される脆弱性などを解消

　グーグル（Google）は、Androidの2022年12月分セキュリティパッチで修正された、セキュリティに関する情報を公開した。脆弱性は、12月5日以降のセキュリティパッチレベルの適用で、すべて対処される。

　国内では、携帯電話会社やメーカーから、今後、ソフトウェア更新が提供されると見られる。

　今回対処された問題の中で最も重大なものとして、システムコンポーネントのセキュリティ脆弱性が挙げられている。追加の実行権限が無くても、Bluetooth経由でリモートコードが実行される可能性がある。

12月1日のセキュリティパッチレベル

　12月1日のセキュリティパッチレベルで対処された問題は、Androidランタイムで1件、フレームワークで20件（うち致命的が2件）、メディアフレームワークで1件、システムで19件（うち致命的は2件）のほか、Google Playのシステムアップデートでも問題が対処されている。

12月5日のセキュリティパッチレベル

　12月5日のセキュリティパッチレベルで対処された問題は、カーネルやイマジネーション・テクノロジーズの問題や、MediaTek コンポーネントで6件、Unisocコンポーネントで13件、クアルコムのコンポーネントで1件、クアルコムのクローズドソース コンポーネントで14件の問題が対処されている。

　グーグルは、ユーザーに可能な限りAndroidの最新バージョンにアップデートするよう案内している。