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楽天モバイル、申し込み当日に自宅に届く「お急ぎ便」 世田谷区と川崎市で試験運用

 楽天モバイルは、配達サービス「Uber Eats」の「Uber Direct」を活用し、東京都世田谷区や神奈川県川崎市で、製品やSIMカードが申込み当日に受け取れる「楽天モバイル お急ぎ便」を開始した。

 今回、楽天モバイルの公式ブログで、担当者である同社ビジネスインキュベーション部の部長である中村礼博氏と、新規チャネル課の永田圭司氏へのインタビューという形式で、「楽天モバイル お急ぎ便」のサービスが紹介された。

(左)中村氏(右)永田氏

 ビジネスインキュベーション部は、利用者のニーズを調査し、事業成長の可能性を探りながら、他社が影響していないような新しいサービスを企画、試験運用する部署だという。

 「楽天モバイル お急ぎ便」は、「Uber Eats Japan」の配達パートナーと連携することにより、注文から最短30分で製品やSIMカードが配達されるサービス。そのため申し込み当日から楽天モバイルのサービスの利用をすることができるようになった。

 「楽天モバイル」のWebサイトや、「楽天モバイル公式 楽天市場店」で申し込んだ場合は最短2日で製品が届く。今回の取り組みは、ユーザーの「申し込み当日に受け取りたい」という声に応えた結果だという。

 「楽天モバイル お急ぎ便」を利用するには、東京都世田谷区と神奈川県川崎市に在住の利用者が「楽天モバイル お急ぎ便」ページにアクセスし、契約者情報や申込内容を入力し、本人確認と支払い方法の登録を行う。

 申し込みが完了すると店舗や配達パートナーが決まり自宅まで届く。その際、配達パートナーとは専用オペレーターが連携するため、利用者は配達パートナーとやり取りしなくて済むという。

 製品のみ、SIMカードのみ、またはセットでの申し込みが対象で、10時~18時に申し込み申請すると当日中に配達される。

 中村氏は「Uber Eats」との連携を行うことになった経緯として、「お客様に製品やSIMカードを即日配達することでお客様満足度の向上を図れるのではないかと思い、お声掛けさせていただきました」と話す。

 さらに、楽天モバイルで提供されている、自宅にいながらオペレーターに相談し契約を可能にする「電話・ビデオ通話サービス」を利用し、申し込みをする利用者がそのまま即日配達が選択できるようになると、利用者満足度がさらに向上するのではないかと考えているという。

 「楽天モバイル お急ぎ便」について、世田谷区と川崎市で試験運用を行い、今後サービスエリアを拡大していくとしている。