ニュース

「e-ZUKAスマートアプリコンテスト2022」、受賞アプリ決定

 福岡県飯塚市は11月5日、「e-ZUKAスマートアプリコンテスト2022」の最終審査会を開催し、受賞アプリを発表した。

 今回で11回目となる同コンテストは、昨年まで「e-ZUKAスマートフォンアプリコンテスト」の名称で10年にわたって開催されてきたが、今年から“フォン”が外れ、スマートフォンに限定せず、自由なアイデアを募ることになった。

 82件の応募作品のうち、一次審査を通過した10チームがZoomを使用して最終プレゼンテーションに参加。各チームは、質疑応答を含めて15分の持ち時間を使い、開発したアプリの魅力をアピールした。

冒頭で挨拶する飯塚市 経済部 部長の兼丸義経氏
審査員長の九州工業大学 大学院情報工学研究院 准教授の小西直樹氏

 審査の結果、見事グランプリに輝いたのは、九州大学のチーム「シェアチーズ」が開発した同名のアプリ。1つの地図を複数人でシェアして共同編集できるというもので、ユーザー自身が旅行の計画を立てたりできるほか、自治体などがオススメの飲食店や観光スポット、災害時の避難情報を案内したりすることを想定している。同アプリは、グランプリのほかに3つの企業賞も獲得した。

1つの地図を複数人でシェアして共同編集できる「シェアチーズ」

 このほか、チーム「アボカドサラダ」(トライデントコンピュータ専門学校)が開発した写真を撮ってビンゴやクイズを楽しみながら道路標識を学んでいく「ひょうしきビンGO!」や、チーム「Fabit」(九州大学)が開発したスマートウォッチで記録したデータをデジタルサイネージに表示することで運動・健康意識を高める同盟のアプリも高く評価され、複数の賞を受賞している。

アボカドサラダが開発した「ひょうしきビンGO!」
スマートウォッチで記録したデータをデジタルサイネージに表示する「Fabit」
受賞チーム名アプリ名所属
グランプリシェアチーズシェアチーズ九州大学
飯塚市長賞アボカドサラダひょうしきビンGO!トライデントコンピュータ専門学校
SDGsデジタル社会推進機構賞アボカドサラダひょうしきビンGO!トライデントコンピュータ専門学校
ICTビジネス研究会賞FabitFabit九州大学
タカハ機工賞シェアチーズシェアチーズ九州大学
トヨタ自動車九州賞アボカドサラダひょうしきビンGO!トライデントコンピュータ専門学校
セキュアサイクル賞シェアチーズシェアチーズ九州大学
アシアル賞しぇありすとんシェアリストトライデントコンピュータ専門学校
富士通クラウドテクノロジーズ賞ICONSyncam(Synchronised Multi Camera)トライデントコンピュータ専門学校
ハウインターナショナル賞CometWallet Mail九州工業大学
トーマスラボ賞FabitFabit九州大学
NOTE賞Able落雷センサートライデントコンピュータ専門学校
リンクトブレイン賞シェアチーズシェアチーズ九州大学
TRIART賞コンビニーズカラッチトライデントコンピュータ専門学校
福岡県ITスタートアップビジネス大賞出場権FabitFabit九州大学