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楽天モバイル、スポーツ選手とファンが3D映像で交流する実証実験

 楽天モバイルと楽天ヴィッセル神戸は、9月14日に離れた場所にいる選手とファンがリアルタイムで立体的にコミュニケーションを図る実証実験を行った。

 実証実験には、Holotchのボリュメトリックビデオ技術(立体映像生成技術)と楽天モバイルの5Gが活用された。

ボージャン・クリキッチ選手とヴィッセル神戸ファンクラブの会員

 VRゴーグルを利用することで、仮想空間に選手が現れる。ファンは仮想空間で選手に質問したり、サッカー技術のレッスンを受けたりした。

【5G×3D立体映像配信!ヴィッセル神戸の選手とファンの新しい交流体験】

 検証には5Gに加えて、ボリュメトリックビデオ技術(立体映像生成技術)や、ハプティクス(触覚技術)が活用されている。

 ボリュメトリックビデオ技術は、人や物体の位置や動きをデータ化して、リアルタイムで3D映像を生成する技術。

 立体映像を好きな角度、距離から視聴できるので、VR、AR、MRで活用されている。

 今回はボージャン選手の3D映像がVRゴーグルの仮想空間やスマホのアプリ上にリアルタイムで表示された。

 ハプティクスは、利用者に振動や衝撃を与えることで、実際にモノに触れているような感覚が体験できる技術。

 今回は超音波を発する機器を活用して、ボージャン選手から渡されたぬいぐるみが、参加者の手元にあり、触っているかのように再現された。

 この実証実験により、5Gを活用することで情報量の多い立体映像をリアルタイム配信することができるようになり、遠隔地にいても臨場感のあるコミュニケーションがとれることが確認された。

 楽天モバイルでは、今後もパートナーとともにスポーツやエンタメなどで新サービス創出に向けた実験や研究開発を続けるとしている。