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アップルのティム・クックCEO、決算説明会で「iPhone 14 Pro/Pro Maxの生産が追いついていない」

 米Apple(アップル)は、2022年度第4四半期の業績を発表した。

 四半期の売上とEPS(1株あたり利益)が過去最高となり、アクティブデバイスのインストールベースは全ての主要カテゴリーで過去最高を更新した。

 四半期の売上高は901億ドル(約13兆2700億円)で前年同期比8%増。2022年度の通期売上は3943億ドル(約58兆900億円)で前年同期比11%増となった。

Appleが2022年度第4四半期の決算を発表

製品カテゴリー別の売上

 製品カテゴリー別の売上は、iPhoneが前年同期比約10%増の426億2600万ドルで、通期では約7%増の2054億8900万ドルとなった。Macは前年同期比約25%増の115億800万ドルで、通期では約14%増の401億7700万ドル。

 iPadは前年同期比約13%減の71億7400億ドルで、通期では8%減の318億6200万ドル。ウェアラブル・ホーム・アクセサリは、前年同期比約10%増の96億5000万ドルで、通期では約7.5%増の412億4100万ドル。サービスは前年同期比約5%増の191億8800万ドルで、通期では約14%増の781億2900万ドル。

地域別の売上、日本は4四半期連続で減少

 地域別の売上では、アメリカ、ヨーロッパ、中華圏、日本を除くアジアでは増加したが、日本では四半期で前年同期比約4%減の57億ドル、通期では前期比約9%減の259億7700万ドルへと減少している。日本市場における売上は、4四半期連続して前年同期比で減少している。

iPhone 14 Pro、Pro Maxは供給が追いつかず

 決算発表後の電話会議の質疑応答では、CEOのティム・クック氏がiPhone 14 ProとPro Maxについては需要に生産が追いついておらず、需要を満たすために非常に懸命に取り組んでいると、現在の状況を説明するやりとりもあった。