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ドコモ、オープンRAN普及に向け検証環境に新たな仮想化基地局の構成を追加

 NTTドコモは、「オープン RAN」の普及に向けて、検証環境に新たな構成の仮想化基地局を追加する。

 同社は、異なる通信機器ベンダーの組み合わせで通信ネットワークを構築する「オープン RAN」の普及に向けて、複数のベンダーの製品を組み合わせた仮想化基地局の検証を進めている。

 新たに検証を開始する仮想化基地局は、NECの基地局ソフトウェア、レッドハットの Red Hat OpenShift、クアルコムのアクセラレータ、HPEの汎用サーバの組み合わせにより構成される。

 このうち、オープン RAN 向けに最適化された「Qualcomm X 100 5 G RAN アクセラレーターカード」と「HPE ProLiant DL110 Telco サーバー」はドコモとして初めて採用。システム性能と電力効率の向上を図るとしている。

 今回追加する新しい構成は、2023年以降、仮想化基地局の検証環境である「シェアドオープンラボ」で検証が行えるようになる。