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Google Fi、5Gエリア拡大や米国外でiPhoneのテザリング対応などサービス拡充

 Google(グーグル)は、同社のMVNOサービス「Google Fi」のサービスを拡充し、米国外で5Gに対応する国や地域を拡大したほか、iPhoneで利用できる機能を追加した。これらのエリア拡大や機能追加による追加料金は発生しない。

5Gサービスエリアの拡大、対応デバイスの追加

 「Google Fi」では、米国外の13の国や地域で5Gサービスに対応している。新たに26の国や地域を追加し、合計で39の国と地域で利用できるようにする。

 また、Pixelスマートフォンに加えて、新たにSamsungのGalaxy S22シリーズでも5Gサービスが利用可能となる。

 これらのデバイスを使用していない場合でも、200か国以上で4G LTEによるサービスが利用できる。Unlimited Plusプランでは、米国外の利用分についても個別のデータ通信量上限は設定されていない。このため、プランに含まれる最大50GBの高速データ通信を世界中の対応エリアで利用できる。

iPhoneの「インターネット共有」が海外でも利用可能に

 「Google Fi」のFlexibleおよびUnlimited Plusプランでは、200を超える国と地域でデータ通信が利用でき、サービス利用にあたって、これらの地域では追加の設定が不要。

 Androidスマートフォンでは、海外滞在中でもWi-Fiなどによるテザリングが利用できるが、新たにiPhoneの「インターネット共有」にも対応した。

Wi-Fi CallingがiPhoneでも利用可能に

 Google FiをAndroidスマートフォンで使うと、携帯電話の電波が届きにくい場所などではWi-Fi Callingが利用できるが、新たにiPhoneでもWi-Fi Callingに対応する。

 AndroidでもiPhoneでも、携帯電話の電波とWi-Fiの両方が利用できる場合には、より安定して接続できる方に通話をルーティングする。海外渡航時には、国によってはWi-Fi Callingを利用することで通話料金を節約できる。