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日本の携帯料金、5Gプランは他国と比べて安い――総務省の最新調査結果
2022年5月20日 15:37
総務省は、国内外の携帯電話や固定電話の料金を比較する調査結果「電気通信サービスに係る内外価格差調査」を発表した。調査対象都市は東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルの6都市。各都市における2022年3月時点の料金に基づいて比較されている。あくまで料金での比較で、通信エリアの広さや通信品質の違いには触れられていない。
MNOとMVNOの5G料金
大手携帯電話会社(MNO)の5Gプラン(サブブランドを含む)の料金に関して、最も安い料金プラン(後払い)で比較した場合、東京は2GB、5GB、20GB、無制限プランのいずれも低い水準という結果になった。
最もシェアが高い事業者(日本はNTTドコモ)同士で比較すると、東京は20GBのプランで低い水準となる一方、2GB、5GB、無制限プランの料金は中位の水準という結果になっている。
MVNOの5Gプランでは、シェア1位の事業者(日本はIIJ)同士の最安料金を比較した場合、2GB、5GB、20GBのプランで、低い水準にあることがわかった。
なお、無制限プランは、半数の都市(東京、パリ、ソウル)で提供されていなかったため、比較自体が実施されていない。
MNOの4G料金
大手携帯電話会社(MNO)の4Gプラン(サブブランドを含む)の料金に関して、最も安い料金プラン(後払い)で比較した場合、東京は2GBおよび無制限のプランで、低い水準という結果になった。
一方、5GBおよび20GBのプランでは中位の水準となっている。
各国におけるシェア1位の事業者(日本はNTTドコモ)同士を比べた場合、東京は、20GBのプランで、低い水準となっていることがわかった。
一方、2GBと5GBのプランは中位の水準となった。なお、東京とパリは無制限プランの提供はなかったため、比較対象にはなっていない。