電動キックボードのLuup、ファミリーマートと資本業務提携

　電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービスを提供するLuupは、ファミリーマートと資本業務提携を締結した。

　ファミリーマートの店舗にLUUPのポートを設置するほか、マーケティング面での連携をはじめとした全面的な協業を開始する。

Luupがファミリーマートと資本業務提携

　ファミリーマートは、2022年4月現在で国内に約1万6600店舗を展開しており、店舗へのLUUP設置を加速するほか、ファミリーマートの店舗を利用した安全性向上に向けた取り組みや、ファミリーマートとLUUPの相互送客などの全面的な協業を目指す。

両社の主な取り組み

　Luupとファミリーマートは、2020年10月に連携を開始し、都内のファミリーマートの数店舗では、既にLUUPのポートが設置されている。今後、LUUPのポート設置対象となる店舗を拡大し、LUUPのサービス普及を促進する。

　LUUPは現在、東京、大阪、京都、横浜に展開しているが、これらの都市だけでなく、LUUPのエリア拡大にあわせて、地方都市のファミリーマート店舗へのポート設置も進めていくという。

　マーケティング面では、ファミリーマートの店舗利用者によるLUUP利用および、LUUPユーザーのファミリーマート店舗利用をそれぞれ促進するマーケティング施策を検討・実施する。具体的には、ファミリーマート店内でLUUPの広告展開や、LUUPユーザーにファミリーマート商品をプロモーションなどを検討する。

　このほか、ファミリーマートとLuupがそれぞれ所有する顧客データ、移動データや店舗網、ポート網を活かし新サービスの展開を検討し、ファミリーマートの店舗やLUUPサービス双方の成長や地域社会への貢献を目指すという。