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南海フェリー、和歌山港と徳島港に実証実験で「Visaのタッチ決済」導入
2022年3月10日 11:37
南海電気鉄道、南海フェリー、三井住友カード、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパンは、3月25日から12月11日まで、南海フェリーの和歌山港と徳島港で、Visaのタッチ決済による実証実験を実施する。
和歌山港と徳島港のフェリー乗船口に専用の読取端末機を設置し、乗船時にVisaのタッチ決済で航路運賃を支払いできる。航路でVisaのタッチ決済が利用可能となるのは、今回の実証実験が日本初という。同事業は、徳島県の「公共交通スマート利用応援事業補助金」にも採択されている。
このほか、南海電鉄・和歌山港駅にVisaのタッチ決済専用改札機を新設することで、シームレスに南海電車と南海フェリーを乗り継ぎする環境を整備するとともに、この乗り継ぎを利用すると、駅窓口や券売機で事前に乗船券やきっぷを購入することなく、割引を適用する「好きっぷ」と同様の割引を、「スマート好きっぷ」として適用する。
割引により、南海電鉄でVisaのタッチ決済に対応する各駅から南海フェリーの和歌山港または徳島港までの運賃が2200円となる。
Visaのタッチ決済で支払いは、大人運賃で、車なし(徒歩)での乗船時のみ利用できる。乗用車やバイクなどの航送時には利用できない。
南海電鉄では、南海本線の難波駅、新今宮駅、天下茶屋駅、堺駅、泉大津駅、和歌山市駅、空港線のりんくうタウン駅、関西空港駅、和歌山港線の和歌山港駅、高野線の堺東駅、三国ヶ丘駅、中百舌鳥駅、金剛駅、河内長野駅、橋本駅、九度山駅、高野下駅、高野山駅にVisaのタッチ決済に対応する改札機を設置している。