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あの特撮ヒーローが人の動きをコピー、ドコモの「リアルタイムモーションキャプチャ」
2022年1月28日 00:00
NTTドコモは、同社のイベント「docomo Open House'22」において、「リアルタイムモーションキャプチャ」に関するライブ配信デモを実施した。
「リアルタイムモーションキャプチャ」は、専用機材で取得したモーションデータ（動きなどのデータ）を別の3Dモデルへ配信し、そのモデルが動いているようすを視聴できる技術。今回は、「ウルトラマン」とのコラボレーションによるデモなどが行われた。
デモの動画では、専用機材がある「docomo XR Studio」で撮影された人間の動きを、画面内のウルトラマンやバルタン星人がほぼリアルタイムに近いかたちでコピーしていることを確認できる。
動きのコピーには多少の遅延も見られるが、これは「描画の処理」などが原因だという。
モーションデータ取得のための撮影は、専用機材を設置した「docomo XR Studio」で行われた（右の画面）
今回の技術では、モーションデータのみをリアルタイムに配信するため、データ量を抑えつつ3Dモデルによるライブ配信を実施できる。
また、複雑な動きを3Dモデルに送ることも可能。同じ動きの映像を人力で作成する場合と比べて、工数の削減を見込める。課題のひとつは「（モーションデータの元は人であるため）人ができないような非現実的な動きは難しいこと」だそうだ。
現状では、「データ量や工数を抑えつつ質の高いライブ配信を実現する技術」としての意味合いが強いが、将来的には「ユーザーの動きを反映できるような体験型コンテンツ」などへの応用も視野に入れているという。
