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Google「Pixel 6」が技適不適合確認リストへ、デュアルSIM利用時の緊急通報ができない事例をうけて

 グーグル(Google)が10月28日に発売したスマートフォン「Pixel 6」について、総務省の技適不適合等が確認された端末機器一覧に追加された。デュアルSIM利用時に一部の環境で緊急通報ができない事象によるもので、グーグルは事象解消に向け取り組んでいる。

 総務省の「技術基準への不適合等が確認された端末機器の一覧」には、Pixel 6の型番「GR1YH」が掲載されている。リストには、KDDIとUQコミュニケーションズから、「デュアルSIM機能を利用する際に『音声通話ができないデータ通信専用SIM』と『音声通話可能なSIM』を組み合わせ、音声通話が利用できないデータ通信専用SIM回線を『モバイルデータ通信』用の回線に設定して使用すると、緊急機関(110/118/119)への発信ができない事象が確認された」と連絡があったとしている。

 KDDIとUQコミュニケーションズでは、「モバイルデータ通信」用の回線に「音声通話可能なSIM回線」を設定することで緊急機関への発信が可能となることを案内しており、グーグルも同様の対応をするようアナウンスしている。

 また、グーグルでは同事象の発生をすでに確認しており、今後のソフトウェア更新で修正を図るとしている。

 なお、同様の事象はiPhoneの一部機種でも確認されている。