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西新宿でシェアサイクル用ポートを"シェア"する検証事業

ドコモ・バイクシェア、OpenStreet、Luupが事業参加

 東京都は、5月に策定した「東京都自転車活用推進計画」にもとづき、自転車シェアリング広域利用等推進事業の一環として、西新宿地域で「ポート用地共同利用検証事業」を実施する。

 実施期間は2021年11月22日~2023年3月31日までの予定で、京王プラザホテル、小田急サザンタワー、都庁第二本庁舎前の3か所に、自転車シェアリング事業者が共同で利用するポートを設置する。

西新宿地域でポート用地を共有

 検証事業には、ドコモ・バイクシェア、OpenStreet、Luupの3社が参加する。共同利用する用地では、3社均等に面積が割り当てされる。検証事業に参加する事業者のうち、Luupは電動キックボードのシェア事業も行っているが、電動キックボードのレンタル・返却はこれらのポートでは行えない。

事業の目的

 東京都内で複数の事業者が自転車シェアリング事業を展開しているが、自転車をレンタル・返却するポート用地の確保が困難となり、都内における自転車シェアリングの広域的な利用に支障をきたしている。

 この問題を解決するために、利用者の利便性の向上に向けて自転車シェアリング事業間の連携を推進するとともに、複数の事業者がサイクルポート用地を共同で利用していくための運用手法などを検証し、運用ルールなどを検討する。