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ソフトバンクや東急、静岡県などが協力し5G SAを活用した遠隔型自動運転の実証実験

 静岡県と掛川市は、ソフトバンクや東急などと協力し、スタンドアローン方式の5G商用ネットワーク(5G SA)による映像伝送を用いた遠隔型自動運転の実証実験を12月16~22日に掛川市で行うと発表した。

東急が提供する小型バスタイプのグリーンスローモビリティ

 実験期間中は午後2~4時(昼の部)と午後5時30分~7時(夜の部)の時間帯に、「掛川駅」から「掛川城三の丸広場」間を運行する。誰でも乗車できるが、乗車には事前予約が必要となる。

運行ルート
LINEを活用した乗車予約画面(イメージ)

 実証実験では、静岡県伊東市にあるコントロールセンターから掛川市、沼津市を走行する2台の自動運転車両を遠隔監視し、必要に応じて遠隔操縦を行う。

(左)夜間運行のイメージ(右)コントロールセンターでの監視・操縦のイメージ

 運行ルートには、ソフトバンクが提供するAIカメラが複数箇所に設置される。AIカメラの映像に対向車や人などが検出された場合、コントロールセンターに映像が伝送され、遠隔監視・操縦に利用することで自動運転車両の安全な運行に活用できるかを検証する。映像の伝送にはソフトバンクの5G SAが活用されている。