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ドコモとUR都市機構、自動配送ロボットを活用した実証実験へ

 NTTドコモと都市再生機構(UR都市機構)は、10月27日と10月28日の2日間、横浜市・金沢シーサイドタウン並木一丁目第二団地において、UR賃貸住宅の居住者をモニターとして自動配送・遠隔操作ロボットを活用した配送実証実験を実施することを発表した。

 本実証実験は、昨年12月8日にドコモとUR都市機構が締結した「スマート技術の導入と環境整備に係る共同研究協定」のUR賃貸住宅におけるスマート技術の活用に向けた、センシングなどのさまざまな実証の検討を進める取り組みの1つとしている。

 なお、センシングとは、センサーと呼ばれる感知器などを使用してさまざまな情報を計測、数値化する技術の総称のこと。

 本実証実験の目的としては、自動配送ロボットが日用品などの商品を団地入口から住棟まで配達することでUR賃貸住宅に住む人々のロボットに対する受容性(ニーズ面、機能面、安全面など)を確認するほか、自動配送ロボットの有用性を確認し、今後のさまざまなロボットの導入に向けた検討材料とするという。

 両者は今後、ドコモの「ライフスタイル共創ラボ」とも連携し、さまざまな技術検証や居住者サービスのDX実証を、本共同研究実証フィールドで進めていくとしている。