ニュース

ドコモ、AIでトマトに自動で水やり「かん水オート」を提供開始

 NTTドコモは、営農支援プラットフォーム「畑アシスト」のオプションサービスとして、「かん水オート」の提供を開始した。静岡県から提供を始め、今後順次エリアを拡大していくという。

 「かん水オート」は、トマト用クラウド型AI灌水サービス。ビニールハウス内に設置したセンサーから気温や照度などのデータをクラウド上に収集し、データをもとにAIが最適な水やりのタイミングを判断、灌水チューブから自動で水やりする。

 本サービスは、静岡県浜松市のアグリテックベンチャーであるHappy Qualityが持つ水やり技術をAIで再現し自動化した。これにより、経験や技術なしで高品質なトマトの栽培ができるという。

「かん水オート」センサー
かん水チューブ

 また「かん水オート」では、栽培したトマトをHappy Qualityが全て買取するという。これにより、安定した営農と食材廃棄によるフードロスの軽減を目指す。

主な概要
サービス名かん水オート
価格・「畑アシスト」利用料:5500円/月
・「かん水オート」:1万1000円/月
・「かん水オート」用環境センサー、通信機器等:385万円~(ハウス1棟の広さを想定)
提供条件・「畑アシスト」の契約が必要
・最低限の広さとして1a(10m×10m)程度のビニールハウスが必要
・Webブラウザ(Chrome)の用意

 ドコモは今後も、農業ICTを通じて日本の農業の発展と課題解決に貢献するとしている。