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ドコモ、京セラ製の「あんしんスマホ KY-51B」を2022年2月以降に発売

 NTTドコモは、京セラ製のAndroidスマートフォン「あんしんスマホ KY-51B」を発表した。シニア向けの製品として、2022年2月以降に発売される。

 「あんしんスマホ KY-51B」は、シニア層をターゲットとした使いやすさや安心感を重視したモデル。5Gにも対応している。

 シニア層向けというコンセプトは既存の「らくらくスマートフォン」シリーズと同様だが、置き換えるのではなく、今シーズンはこの「あんしんスマホ KY-51B」と「らくらくスマートフォン F-52B」の2モデルをシニア層向けとして展開する。

 京セラはNTTドコモ向けにはフィーチャーフォンやカードケータイなどの実績があるが、スマートフォンは初となる。

物理ボタンの搭載

 フィーチャーフォンに慣れたシニア層のユーザーでも操作しやすいよう、電話、ホーム、メールの物理ボタンを前面のディスプレイ下に搭載する。電話の着信時やメール受信時にはボタンが点滅し、それを押すだけで電話を受けたり、メールアプリを起動したりできる。

 右側面には音量ボタンに加え、「ダイレクトボタン」が搭載されていて、こちらの長押しにはGoogleの音声検索、radikoアプリ、カメラアプリのいずれかを割り当てることができる。

ディスプレイやホーム画面

 ディスプレイは6.1インチで2400×1080ピクセルのTFT液晶。ウルトラワイドディスプレイを搭載することで、持ちやすい幅を維持したまま、Webやメール、SNSなど情報が縦に並ぶアプリの使い勝手を向上させている。このウルトラワイドディスプレイは、らくらくスマートフォンに対する差別化ポイントにもなっている。

 ホーム画面は、タイル型で操作しやすい「かんたんホーム」が初期設定となっている。また、困りごとを解決する「スマホの健康診断」に加え、設定の方法などを記録できる「画面メモ/画面録画」機能、新たな使い方を知るための「使い方ナビ」などを搭載。

 「使い方ナビ」やデータ通信量などをまとめた「私のデータ」の画面は、ホーム画面の3ページ目、4ページ目のように配置されていて、普段の利用でもアクセスしやすくデザインされている。

 画面録画機能は、人に操作を教えてもらったときの記録としての利用を想定していて、マイクからの音声も記録される。また、電話で使い方を教えてもらったときを想定し、通話終了後にその通話音声を保存するかどうかを選べる「通話後録音」という機能も搭載する。

カメラ

 アウトカメラの画素数は約4800万画素のシングル。特別画質設定だと4800万画素で記録されるが、通常の高画質設定では1200万画素で記録される。

生体認証やバッテリー、カラーなど

 生体認証機能としては、指紋と顔の2種類に対応。指紋センサーは背面中央に搭載している。バッテリー容量は4500mAh。おサイフケータイのほか、IP68相当の防水防塵をサポートする。

 システムメモリは4GB、ストレージは64GBでmicroSDカードにも対応。FMラジオも内蔵していて、radikoと統合されたアプリで聴取できる。

 カラーはピンクゴールドとネイビーの2色。ボディは筐体は樹脂製だが、左右の側面だけ同系色ながら少しだけ仕上げの違うパーツとなっている。

 端末にSIMロックはかかっておらず、ahamoでも利用できる。5Gは受信最大1.9Gbps、4Gは受信最大694Mbps。購入者特典として、「使い方ガイドブック」が進呈される。

そのほかの端末画像やスペック表など

端末上部
端末下部
端末右側面
端末左側面
「あんしんスマホ KY-51B」の主なスペック
項目内容
サイズ未定
重さ未定
OSAndroid 11
チップセットQualcomm Snapdragon 480
ディスプレイ約6.1インチ(FHD+)
メモリー4GB
ストレージ64GB
アウトカメラ約4800万画素
インカメラ約800万画素
バッテリー4,500mAh
生体認証指紋、顔
NFC対応
おサイフケータイ対応
防水防塵IP68
その他FMラジオ、MIL規格準拠
カラーピンクゴールド、ネイビー

【2021/10/06 21:45】
 記事を更新し、紹介文と実機画像を追加しました。

【2021/10/07 16:40】
 ドコモによる端末画像の差し替え連絡を受け、画像を差し替えました。