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KDDI、リカーリングビジネスを支援する顧客ID管理サービスの「KDDI ID マネージャー」

 KDDIは、法人向けの顧客ID管理サービス「KDDI ID マネージャー」の提供を開始した。

 通信事業でのサービスを一括で提供することで、継続的な収益の獲得を目指す「リカーリングビジネス」の実現を支援する「KDDI リカーリングビジネスプラットフォーム」構想の一環。利用する法人ユーザーのサービスにおけるIDの認証やセキュリティ、運用監視といった部分を同サービスが担う。

 3000万超のユーザー数というグループIDの運営で培った「ID 連携」「24時間365日の監視運用」「不正アクセス検知」などのノウハウが活用されている。SMSによる2段階認証や生体・機器認証(FIDO)に対応しており、ユーザビリティとセキュリティを向上させた。

 携帯電話番号をIDとして活用するため、ユーザーが忘れにくくかつ入力しやすくなるという特長に加えて、SMSによる認証でセキュリティも担保されており、FIDOによりフィッシング攻撃への耐性も兼ね備える。

 デジタル開発拠点のKDDI DIGITAL GATEにおいて、パートナー企業から「売り切り型からサービスのデジタル化を進め、リカーリングビジネスに転換したい」という声が多く聞かれる一方、デジタル化のノウハウが少ない企業では、IDを通じたユーザー接点の構築やデータを活用したデジタルマーケティングなど一元的なサポートが必要としている。

【お詫びと訂正】
記事初出時、「3000万超のau ID」としていましたが、正しくは「3000万超のグループID」です。お詫びして訂正いたします。