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虎ノ門のKDDI DIGITAL GATEが設備拡充、5G共創を強化
2020年7月21日 06:00
KDDIは、虎ノ門の5Gビジネス開発拠点の「KDDI DIGITAL GATE」の設備を拡充した。
KDDI DIGITAL GATE(KDG)は、2018年に解説された東京都港区虎ノ門に位置するビジネス開発拠点。何を実現したいのかを固めるヒアリングから始まり、アイデアの実用上の課題などを洗い出し、ごく短期間でソフトウェアを制作するいわゆる「アジャイル開発」の手法を用いて数週間でのプロトタイプの具体化を実現する。
サービス開発の他にも、製品のプロトタイプ制作が可能な5Gの実験設備やセミナーやハッカソンなども開催できるオープンスペースを備える。
現在では、虎ノ門の他、大阪と沖縄にも開発拠点を設置しており、虎ノ門の施設と同様にサービスが受けられる。
昨今の新型コロナ禍により、メンバーが一同に介しての話し合いなどが難しい状況の中、KDGでは、バーチャル空間上での体験ツアーを実施。実際にKDGを訪れるのと変わりない体験を可能にしている。
今回の施設拡充では、5G共創エリアが広げられている。従来、KDGは虎ノ門ツインビルディングの西棟3Fに位置していたが、新たな施設は同ビルの東棟11Fに設けられた。
施設内には自社のソリューション開発に役立つかもしれないデモンストレーションなどが複数用意されている。
入り口には、対話式のホログラムが用意されている。利用者に事前に配布されるQRコードを下のスマートフォンにかざすことで、受付が完了する。受付を済ませると、奥の方からロボットが走ってきた。ボタンを押すと側面のドアが開き、人数分の水が入っている。
デモ設備の多くは、入り口を入って右側に配置されている。今回実施されたメディア内覧会時点では、無人レジや性別・年代を識別しての商品レコメンド、AIカメラ、危険エリアへの人立ち位置監視、混雑監視などのIoTソリューションのデモが展示されていた。このデモの内容は一定期間で入れ替わるという。