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サムスン、折りたたみスマホ向けUI「One UI 3.1.1」の新機能を紹介

 サムスン電子は、折りたたみ式スマートフォン向けのユーザーインターフェース「One UI 3.1.1」について、新たに追加される機能を紹介している。

 「One UI 3.1.1」は、サムスン製の最新の折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」と「Galaxy Z Flip3 5G」に搭載されているユーザーインターフェース。8月31日より「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Flip 5G」「Galaxy Z Flip」でも利用可能になり、2019年発売の「Galaxy Fold」も近日アップデートで搭載される。

 新機能については以下で紹介する。

Drag & Split(ドラッグ&スプリット)

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Fold」「Galaxy Z Flip3 5G」「Galaxy Z Flip」

 「Drag & Split(ドラッグ&スプリット)」は、画面上に2つのウィンドウを並べて表示できる機能。表示したいリンクなどを画面の端にドラッグすると画面を分割、2つのウィンドウを同時に表示する。

 本機能は、「Samsung Internet」「Samsung Notes」「My Files」「Messages」「MS Office」「OneNote」「OneDrive」といった、さまざまなアプリに対応。

 また、画面の分割は上下と左右の両方に対応している。

Multi-Active WindowとNatural Window Switching

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Fold」

 「Multi-Active Window」は、画面上に最大3つのアプリを同時に表示し使用できる機能。レイアウトは自由に配置できるほか、「One UI 3.1.1」では、アプリウィンドウの高さと幅を調整できるようになった。

 また、「Natural Window Switching」により、アプリのレイアウトをより簡単かつ直感的に好みのスタイルに変更できるようになったという。「One UI 3.1.1」では、アプリ上部のハンドルを押し下げると移動したいウィンドウがポップアップするようになった。

すべてのアプリが縦・横どちらの向きでも表示できるように

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Fold」

 「One UI 3.1.1」では、「Rotate All Apps」機能を使うことで、すべてのアプリで縦向きから横向きへの切り替えができるようになった。

 本機能を「Labs」でオンにすることで、縦向き(垂直方向)に固定されたアプリであっても90度回転させることができる。

アプリのアスペクト比も変更できるように

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Fold」

 「One UI 3.1.1」では、アプリのアスペクト比を変更できる。

 アスペクト比は「フルスクリーン」「16:9」「4:3」「アプリのデフォルトサイズ」の4つのオプションから選択できる。

App Split View

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Fold」

 「App Split View」は、たとえば「Messages」で使用すると、画面左側にメッセージリスト、右側に選択した会話が表示されるといった、アプリ内のページを画面上に分割して表示できる機能。全画面表示にすることも可能。

 本機能は、「App Split View」をサポートしていないアプリにも「Labs」で機能を有効にすることで対応する。たとえば、サポートされてないショッピングアプリでこの機能を有効にすると、画面左側に商品リスト、右側に商品の詳細を表示できるという。

Flex Mode(フレックスモード)

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Flip3 5G」「Galaxy Z Flip」

 「One UI 3.1.1」では、ディスプレイを途中で開いた状態で使える「Flex Mode(フレックスモード)」を強化。

 通常では「Flex Mode」に対応していないアプリでも、「Labs」を経由することで、「Flex Mode」を使用できる。

Taskbar(タスクバー)でお気に入りのアプリを固定

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」「Galaxy Z Fold」

 「Taskbar(タスクバー)」は、お気に入りのアプリを画面の横(以前エッジパネルがあった場所)に固定表示できる機能。

 ホーム画面に戻ったりスクロールすることなくアプリを切り替えることができる。

Cover Screen Mirroring

利用可能:「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Fold2」

 「One UI 3.1.1」では、メイン画面とカバー画面間の遷移がよりシームレスで直感的なものになったという。

 「Cover Screen Mirroring」は、メインとカバーの両方の画面でホーム画面の設定やレイアウトを全く同じものにすることができる。