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クアルコムら3社、都産技研の5Gミリ波ラボ設立で協業

 クアルコムは、東京都立産業技術研究センター(都産技研)に設立される5Gミリ波ラボについて、Thundercomm(サンダーコム)とKeysight(キーサイト)との協業を発表した。

クアルコムリリースページより

 同ラボは、国内の中小企業がプライベート・ローカル5Gミリ波製品を作るハードルを下げるために開設された。同ラボで企業は、5Gミリ波ビームフォーミングのキャラクタライゼーション(特性評価)と検証作業ができる。

 また、サンダーコムはラボでの開発で、ミリ波帯のn257・n258・n261など多くの5G・4G周波数帯をサポートするモジュール「T55 System-On-Module」準拠の開発キットを使用。また、ラボにはキーサイトの、5Gデバイスの無線性能を検証する5Gデバイステストソリューションが設置されている。

 なお、都産技研の5Gミリ波ラボは、ラボを使用する企業を募集しており、都産技研のWebサイトで予約を受け付けている。

【お詫びと訂正 2021/08/30 14:28】
 記事初出時、クアルコムがラボを設立したかのような表現でしたが、正しくは都産技研の施設になります。お詫びして訂正いたします。