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高セキュリティなスマート農業普及に向けた実証実験――ドコモなど3者

 NTTドコモ、NTT、静岡大学の3者は、クラウド型AIを利用する営農システムの実証実験を静岡県の圃場で2月下旬より開始する。

 内容は、ICTを用いて高品質な野菜を安心・安全かつ効率的に栽培できるシステムの実証実験。ドコモが提供する営農支援プラットフォーム「畑アシスト」のセキュリティをNTTのIoT向け軽量認証認化方式を用いて強化し、静岡大学が開発したAIを用いて高糖度のトマトを栽培する。農業用ハウスに温湿度センサーなどを設置し、潅水装置の不正操作防止のため、暗号化された情報をクラウド上のAIへ送信、AIが水やりの要否を判断し、潅水装置の不正操作を防ぐ。

 農業従事者の高齢化や減少が進む中、ICT技術を活用するスマート農業に期待が注がれている。ドコモでは、普及のためには、栽培記録などの漏洩防止やドローンなどの不正操作を防ぐためのセキュリテイ強化が重要としており、今回の実験に至った。