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ファーウェイから「MateBook X Pro」と「MateBook D15」

ディスプレイ3機種も発表

 ファーウェイ・ジャパンは、ノートパソコン「MateBook X Pro」と「MateBook D15」を発売する。

MatrBook X Pro

MateBook X Pro

第11世代Core i7搭載

 本体はメタルユニボディ。ダイヤモンドカットのデザインでシャープさを演出している。本体のカラーはエメラルドグリーン。

 ディスプレイは、LTPS液晶。3Kの解像度に対応しており、画面アスペクト比は3:2。独TUV Rheinland認証のブルーライトカットモードを備える。3本の指でスクリーンをスワイプするとスクリーンショットを撮影できる「3フィンガースクリーンショット」機能を搭載。指紋センサーと電源ボタンが一体で、起動とサインインを瞬時に完了できる。

 最新型のインテル製「Core i7-1165G7」(第11世代)を搭載。グラフィックアクセラレーターはIris Xeグラフィックが備えられる。最大2.4GbpsのWi-Fi 6に対応。より高速で安定したインターネット接続を利用できる。メモリーは16GB。ストレージは1TB(PCIe SSD)。

 Webカメラはキーボード付近に搭載。ワンプッシュでポップアップしてくるスタイルで、セキュリティとプライバシーの保護を重視している。

独自の排熱設計

 ファーウェイ独自の設計として、「デュアルシャークフィン+ウルトラスリムVC」冷却システムを搭載。「HUAWEI シャークフィン」を2基搭載。極薄のヴェイパーチャンバー(液体冷却)を備えており、このハイブリッド構成により高い廃熱効率と静粛性を両立した。

 前モデルと比較しておよそ2度の温度低下を実現しているという。

 タッチパッドは、8つのピエゾ素子によりクリックエリアが従来モデルよりも広くなった。

 本体端子としては、USB Type-Aが1つと2つのUSB Type-C端子。ヘッドホンジャックを備える。

 スピーカーは4つ搭載されており、サラウンド効果やひずみ補正、コミュニケーション、映画、ミュージック、ゲームと4つのモードに切り替えられる。マイクは2つでフロントのエッジ部分に備えられる。

 7月13日発売で27万4780円。

MateBook D15

瞬時にパフォーマンスを切り替え

 MateBookシリーズのスタンダードクラスにあたるモデル。インテル製「Core i5-1135G7」を搭載。ファンクションキーとPを同時に押下すると、素早くパフォーマンスモードに切り替えられる。

 これにより、メールやネットなど不可が軽い作業とプロ向けアプリケーションの利用時など重い作業をするときで、CPUなどのパワー上限を変えられる。また、Wi-Fi6に対応している。

メタル製ボディ、デュアルスピーカー搭載

 本体は、メタル製で劣化や汚れ、腐食に強い耐性を持つという。サンドブラストによる表面処理で高級な質感と手に持った時の心地よさを実現したとしている。

 ディスプレイは15.6インチで解像度はフルHD。アスペクト比は16:9。TUV Rheinlandによるブルーライトカットとフリッカーフリー認証を受けている。

 電源ボタンは指紋センサーと一体式になっている。カメラも同じくキーボード付近に搭載される格納式。本体端子は、USB Type-Aが2機種。USB Type-Cが1つ搭載されるほか、HDMI端子とヘッドホンジャックが備えられている。

 スピーカーはステレオでサラウンド、ひずみ補正、4つのオーディオモードの切り替えに対応する。

 Core i3/8GB/256GBモデルは7月13日発売で8万4800円。Core i5/8GB/512GBモデルは7月23日発売で11万9800円。

HUAWEI MateView

 ファーウェイは、ディスプレイ「MateView」を8月20日に発売する。価格は8万9800円。

 スマートフォンノートパソコンのようなベゼルレスデザインが特長のディスプレイ。サイズは28.2インチ。解像度は3840×2560で10ビットカラーに対応する。上部と両サイドのベゼルは6mm、下部でも9.3mm。これにより、画面占有率およそ94%を実現した。アスペクト比は3:2。

 色の正確さを示すΔE値は2以下でHDR400で暗いシーンも正確に映し出せる。独TUV Rheinlandによる低ブルーライト認証とフリッカーフリー認証を取得している。

 厚さもおよそ12.8mmでシンプルなデザインでまとめられており、ディスプレイの角度は指先1つで調整できるようになっている。

 フレームとスタンドはCNC加工とサンドブラスト仕上げのアルミ。ヒンジ部は216Lステンレススチールが使用されている。

 スタンド部分にスピーカーホールが設けられており、同時に排熱処理にも活用されているという。

 設定メニューは、本体下部のタッチバーから呼び出せる。タップでメニュー表示、スライドで選択、ダブルタップで前の画面に戻るといったように操作でき、1本指でスライドすると

 EMUI10.0以上のスマートフォンをディスプレイにタッチするとワイヤレスでスマートフォンの画面をディスプレイに投影位できる。また、パソコンの場合でも、ワイヤレスに加えてUSB Type-Cケーブル1本で画面表示と電源供給が可能。

 本体にノイズキャンセリングつきデュアルマイクを搭載。およそ4m離れた場所からでも音声を拾えるという。

MateView GT

 MateView GTは、34インチワイドディスプレイ。解像度は3440×1440で、中心を基点に湾曲したデザインで視認性を高めている。9月10日発売で、価格は6万5800円。

イルミネーションもついたサウンドバー

 アスペクト比は、映画館と同じ21:9。27インチのディスプレイと比較しておよそ34%大型化されている。これにより、ゲームプレイ時にも一般的なディスプレイよりもより広い範囲を見渡せるため、ゲームを有利に進めやすくなる効果がある。

 リフレッシュレートは165Hz。10ビットカラー表示に対応しており、ΔE値は2以下。TUV Rheinlandによる低ブルーライト、フリッカーフリー認証を取得している。

 パネルとの一体感を重視したデザインのサウンドバースタンドが用意される。5Wフルレンジで好みのオーディオモードも選択できる。ボリューム調整などは本体上のタッチバーから操作する。また、独自の設定ができるLEDイルミネーションも装備する。

 暗いシーンでも敵の位置を視認しやすい「ダークフィールドコントロール」、シューティングゲームなどで狙いをつけやすくなる「ターゲットアシスト」を搭載する。

 本体設定は、下部に備えられるジョイスティックから操作できる。

HUAWEI Display 23.8

 HUAWEI Display 23.8は、23.8インチの液晶ディスプレイ。7月23日発売で、価格は1万9980円。解像度はフルHDで、画面占有率は90%。

 同社製ディスプレイの中で、Mateブランドは冠していないものの、TUV Rheinlandによる低ブルーライト・フリッカーフリー認証を取得している。

 HDMIに加えてVGA入力を備えている。