楽天モバイル、シスコのSRv6とCisco Routed Optical Networking導入

　楽天モバイルは、基幹システムにシスコのソリューション、Segment Routing over IPv6（以下、SRv6）と、Cisco Routed Optical Networkingを導入する。

　SRv6とCisco Routed Optical Networkingの導入により、楽天モバイルは5GやIoTを活用したサービスの開発をする。将来的には、ネットワークスライシング機能を持つ、スタンドアロン方式（5G SA）をサポートするため、楽天モバイルはSRv6マイクロプログラミング（Micro SID）の導入を予定している。

　楽天モバイルは、Cisco Routed Optical Networkingを導入し、ネットワークをよりシンプルに構築するという。これまでの通信事業者は、ルーターとDWDM（高密度波長分割多重）デバイスを別々に発注し導入する必要があったが、Cisco Routed Optical Networkingを利用することで、コヒーレント プラガブル光モジュールをルーターに統合できる。

　これらの導入によってネットワーク全体の自動化を進めることで、サービス展開に必要な日数を100日から40日に短縮するほか、電力消費量が約30%削減し、高品質なサービスを競争力のある価格で提供するという。