ニュース

グーグル、Wear OSの最新版開発ツールを発表

 米グーグル(Google)の「Android developers」サイトで現地時間18日、スマートウォッチなどに搭載されるWear OSのデベロッパーツール「Wearプラットフォーム」の最新版リリースが発表された。

 Androidアプリの統合開発環境(IDE)「Android Studio」の「Antic Fox Beta」版には、Wear OS用アプリの開発環境が用意されている。

 たとえば、最新のWearシステムイメージのエミュレーターや、IDEから離れることなくWearアプリとスマートフォンをペアリングできる機能、仮想心拍数センサーなどが利用できる。

仮想心拍数センサー

 また、近日中にサムスン製の新しいウォッチフェイスのデザインツールが公開される。このツールを利用して、すべてのWear OS搭載デバイス用のウォッチフェイスが開発できるという。

 最新版のWear OSリリースに先立ち、同社ではデベロッパー向けサイトを更新し、最新のAPIやラーニング機能、Codelabやサンプルなどを用意した。

 また、ライブラリーのJetpack APIの最新版が提供されている。新しく「タイル」に関する「Tiles API」やアプリ/タスク切り換えができる「Ongoing Activities API」、サムスンと共同開発した「ヘルス&フィットネス プラットフォーム」のアルファ版などが利用できる。

「Jetpack API」イメージ
「Ongoing Activities API」イメージ

 このほか、Playストアの大規模改善などが行われる。