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ドコモが今夏発売する「Xperia 10 III」――前モデルからバッテリー容量がアップ

 NTTドコモは、5月19日の「新サービス・新商品発表会」で、Androidスマートフォン「Xperia 10 III」を紹介した。すでに発表済で、予約受付も始まっており、6月中旬以降に発売される見込み。

多くのユーザーへ5Gを届けるためのモデル

 Xperia 10 IIIは、Xperiaのミドルクラススマートフォンとして初めて5Gに対応したモデル。より多くのユーザーに5Gを体験してもらう「5G時代の新スタンダードXperia」と位置づけられている。

 チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 690 5G」で、ミリ波には対応しない。OSはAndroid 11。メモリーは6GB、ストレージは128GBとなっている。

4500mAhのバッテリー

 前モデルの「Xperia 10 II」はバッテリー容量が3600mAhだったのに対し、Xperia 10 IIIは4500mAhにアップした。「Xperia 1 III」と同じく、3年使用してもおよそ80%の容量を確保できる長持ちバッテリーをアピールする。

 大容量バッテリーを搭載しながらも、Xperia 10 IIに対して全長マイナス3mm、縦幅マイナス1mmの小型化を実現した。重量は169g。

テレビ「BRAVIA」の技術が活用されたディスプレイ

 有機ELディスプレイのサイズは6インチ(FHD+)で、21:9のシネマワイドに対応する。ソニーのテレビ「BRAVIA」で培った技術を取り入れた「トリルミナス ディスプレイ for mobile」により、没入感ある映像を楽しめるという。

 表示中のウィンドウの上にもうひとつのウィンドウを重ねて表示できる「ポップアップウィンドウ機能」が利用できるようになった。また、「フローティング機能」により、アプリショートカットやマルチウィンドウへのアクセスも簡単になった。この機能はXperia 1 IIIでも利用できる。

ペットを認識できるトリプルレンズカメラ

 リアカメラのレンズは、8MP(超広角 16mm)、12MP(広角 27mm)、8MP(望遠 54mm)の3眼構成。広角レンズはF1.8かつノイズリダクション機能で、夜景や暗い場所でも明るく美しい写真が撮影できるようになった。逆光に強いオートHDRにも対応している。

 被写体やシーンを自動認識する「プレミアムおまかせオート」においてペット認識に対応した。動物を認識するとシャッタースピードとISO感度が自動調整され、ペットの映像などをブレずに撮影できるという。

その他

 ボディとディスプレイには、コーニング製の「Gorilla Glass 6」を採用している。加えてIP68相当の防水防塵性能を備えており、落としても割れにくいだけでなく水濡れにも強い。

 オーディオ面では、アップスケーリング技術「DSEE Ultimate」により、CD音源などをハイレゾ相当で楽しめるようになった。また、3.5mmヘッドホンジャックも搭載している。