ニュース

Galaxy S21シリーズ発表会「DX社会には高性能スマホが不可欠」

 サムスン電子ジャパンは、4月8日にGalaxyシリーズ最新の5G対応スマートフォン「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21+ 5G」、「Galaxy S21 Ultra 5G」の国内展開を発表した。

 発表会では、DX(デジタルトランスフォーメーション)社会の実現のために、5G通信やさまざまな便利な機能に対応したGalaxy S21シリーズについて特徴を聞いた。

 サムスン電子ジャパンマーケティンググループの松本 祐一氏は、現代の社会においてスマートフォンは必要不可欠な存在。日本人の10代~50代の9割以上はスマートフォンを持っており、テクノリジーの進化に合わせて「AI」「5G」「サイバーセキュリティ」「クラウド」「IoT」の要素すべてでしっかりと高性能な機能を備えている。

石黒 卓弥氏

 発表会にゲスト出演したレイヤーエックス執行役員兼内閣官房IT総合戦略室委員の石黒 卓弥氏は、日本におけるDXの重要性について「日本がこの20年間でやろうとしていたが、DXの波がやってきたり政府がデジタル庁を設置したりこの1年が(DXの推進に)極めて重要なタイミングになると常に感じている」とコメント。

 また、DX社会におけるスマートフォンの性能については「ちょっとしたもたつきでストレスを感じてしまうが、5G通信などへの対応でどんどん早くなってきている。」とDXにおけるハイスペック端末が重要なツールと指摘した。

「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21+ 5G」

プロダクトプランニング担当の国分 夏希氏

 「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21+ 5G」について、サムスン電子ジャパンプロダクトプランニング担当の国分 夏希氏は、ユーザーがスマートフォンを購入する理由トップ3に挙げられる「デザインやサイズ感」、「スペックの高さ」、「カメラ性能」の3つをしっかりと満たしている新商品だと自信を見せる。

 デザインについて国分氏は、似通ったデザインが多いなか、「一目でGalaxyとわかるような新たなトレンドを作り出すべく、数年をかけてデザインの研究を重ねてきた」という。

 カメラ周りはこれまで使用していたガラス素材にかわり、側面のメタルフレームをシームレスに持ってくる新たなデザインを採用。背面も微細な凸凹を作り出す特殊加工により、さらさらとしたさわり心地のあるマットな質感に仕上がっている。

 画面サイズは、「Galaxy S21 5G」が約6.2インチ、「Galaxy S21+ 5G」が約6.7インチ、Galaxyが得意とするベゼルレスデザインで配置している。本体サイズは、大画面を搭載しながら女性の手にもしっかりと収まる、コンパクトなサイズ感に仕上げている。

 カメラは、広角+超広角+望遠の3眼構成でインカメラは約1000万画素のカメラを搭載している。明るい場所で最大6400万画素の写真を撮影できる。暗い場所でもプロセッサーの性能向上により、より美しく撮影できるようになったという。

 動画撮影では、8Kビデオ撮影やビデオスナップをサポート。また、新機能「ディレクターズビュー」では、映画の編集作業のようにシームレスなアングルの変更やインカメラで自分の表情も一緒に動画に収められる。

 写真撮影では、「AI消しゴム」が登場。知らない人や写したくないものが写り込んでしまっても、消したいものをワンタップするだけで、そのオブジェクトを自動認識し、消去できる。消去した部分の背景はAIが自然な感じに自動で仕上げてくれるという。

「Galaxy S21 Ultra 5G」

シニアプロフェッショナル猪股 裕行氏

 S21シリーズの最上位機種の位置づけである「Galaxy S21 Ultra 5G」について、プロダクトプランニングのシニアプロフェッショナル猪股 裕行氏は「ユーザーの期待を遥かに超えるスマートフォン」と考えているという。

 猪股氏は、歴代のGalaxyシリーズでも常に最先端のカメラ性能を搭載してきたと指摘。そのうえで、「Galaxy S21 Ultra 5G」のカメラもGalaxyシリーズ最高レベルのカメラを搭載した。

 メインカメラでは、1億800万画素の広角カメラを搭載。暗い場所では明るく、明るい場所ではより高精細な写真が撮影できる。超広角カメラでは、人間の視野に相当する画角で撮影できる。

 メインカメラで最も進化したカメラは「望遠カメラ」。同機種では光学3倍と光学10倍のデュアル望遠カメラを搭載。スペースズームは最大100倍に対応した。

 メインカメラではこのほか12bitのRAW撮影の対応や素早いオートフォーカス、オブジェクトに対してのズームロック機能などをサポート。動画も8K24フレームでの撮影や高性能なズーム機能をサポートしている。

 ディスプレイは、コンテンツに合わせて最大120Hz駆動に対応、利用シーンにあわせて自動でブルーライトカット機能が働くようになっている。

 また、同機種ではSシリーズで初めて「Sペン」に対応。これまでの端末に付属のものや別売りのSペンを利用できる。